ラグビーワールドカップ2023フランス大会、いよいよ死闘の決勝トーナメントに入りましたね。日本代表にしか興味がないそこのあなた、ジャパンには申し訳ありませんがここからが本当の闘いですよ。
先日行われた、アイルランドとオールブラックスの死闘。何ですか、あれは、ラスト5分の30フェーズを超えるアイルランドの魂の攻め。
アイルランドが逆転トライしたと思ったら、身体を入れてトライを阻止したJバレット。何ですか、あれは。
解説の方も言っていましたが、最後はニュージーランドという国の巨大なラグビー文化がアイルランドの攻撃をしのぎ切った、安っぽい説明になるけどもそう説明するしかない、そう私も感じました。
日本代表のリーチマイケルがこんな事をインタビューで言っていました。
“まずブレイブブッロサムズ(ラグビー日本代表の別称)はまだチームとして若いと思う。オールブラックスの歴史・レガシーはすごく長くて、ずっと勝ってそして子供に優しい。そうなるためには僕たちも子供にやさしい、ファンに優しい親切な対応をするのが大切かなと思います
まず結果を出す、良い人間をつくる。そうすれば憧られる存在になるんじゃないかと思います”
オールブラックスはずっと勝って、子供に優しい。
このフレーズが非常に印象的でした。
ラグビー界、最強のブランドであるオールブラックスは確かに子供に優しい、そういうイメージがあります。ワールドカップに来るたびに子供たちと触れ合っている記憶があります。
ラグビー界最強でありながら、子供にやさしい。
この相反するようなギャップがオールブラックスの魅力の1つなのかなと思います。
さてこの結果を出しながら子供に優しいのような、相反するファクターのような話がマグネットポンプにもあります。
■100(l/m) at 100(m)は自分の中で殿堂入り
それが、流量も出るし、圧力も出る、という架空のポンプ界のAll Blacksのようなポンプです。
カスケードポンプと渦巻ポンプの関係の話でも書いたように、基本的に流量を求めれば圧力は出ない渦巻ポンプになるし、圧力を求めれば流量は出なくなるカスケードポンプになります。
具体的には、100 l/m at 100m を1台で出せるポンプ、こういうポンプがあればそれはAll Blacksなポンプと言えると思います。
1台で流量-100l/mも出せて、圧力-100mも出せる無敵のポンプ。
ざっくりとですが、弊社に1台でこの能力を出せるポンプはないと思います。
よくお客さんからこれに似た厳しい条件の選定を依頼されますが、1台で100l/m at 100m 以上を出すのは至難の業です。ポンプ界の悲願・ワールドカップベスト8突破と言えると思います。
結果と優しさという一見相反するファクターを兼ね備えるオールブラックス。
流量と圧力という一見相反するファクターを兼ね備える幻のマグネットポンプ。
この1台を手にしたとき、スペックジャパンのビクトリーロードが見えてくるかもしれません。