カオナシになってはいけない

 

どうもスペックポンプのNです。

最近とある事情で、日本アニメ最高の作品、アカデミー賞受賞作品である千と千尋の神隠しを狂ったように見ることになっているのですが、今日はそこに絡めたお話をしたいと思います。

 

千と千尋と言えば、湯婆々、坊、豚になったお父さんとお母さん、お腐れ神、ヒカルの碁の塔矢と見分けがつかないハク、砂金だ!で有名な番台蛙など、濃いキャラクターしか出てきません。しかしその中でひと際、濃い空気を出しているのがカオナシという化け物です。

最初は“あっ、あっ、あっ、”しか言わず、何とかモノで千尋の気を引こうとするカオナシでしたが、やがて手からできる砂金で銭湯スタッフの心を掌握し、千尋に“欲しがれ!”と迫る強欲な怪物に成り下がるカオナシです。

監督の宮崎駿いわく、このカオナシは現代人を象徴したキャラクターで、現代社会への警報だとか何だとか。

 

このカオナシというキャラクターを見たときに、私はあることを思い出しました。私たちのような機械を販売しているメーカーの会社のホームページを見ていると、カオナシのHPと生きた人間のHPに分かれるという事に。

 

カオナシHPと人間HPを分ける要素は何か。私は考えました。

それはシンプルに、そのHPを通じてその会社で働いている人の顔が見えそうか、そこで働いている人の声が聞こえそうか。そんなところだと思います。

これは何しもHPに社員の顔出しをするとか、そういう事じゃありません。

無機質な機械系ホームページに、血の通った何かを感じられるか、そんなところだと思います。

 

というこのブログも、某有名マグネットポンプメーカー様のブログを見続けて、“あぁ、こういうの良いなぁ”と思ったからです。

そのブログはまさにそのポンプメーカーで働いている人達の息づかいがこちらにも伝わってくるような内容でした。

 

■お客さんと接点を持つ唯一の場所に顔が見えなくてどうする

会社ホームページとはつまりその会社にとっての顔です。お客様が唯一私たちに接点を持てるのがホームページです。

そのホームページに、生の人間がそこで働いてるよ!感を出せないと、宮崎監督が批判していたカオナシHPになってしまうと思ったのです。

 

というこのスペックジャパンのホームページも、少し前まではお客さんから見ればカオナシHPだったと思います。製品情報はたくさん載っているけどそれだけ。良く言えばドライ。悪く言えば顔が見えない。

長期的に見ると、ここは会社の売り上げに作用するポイントなんじゃないかと思います。親近感というか、ファン心理とか、そういうものが積み重なることで、”ちょっとこの会社に相談してみようかな”となる気がします。

 

特に弊社は海外製マグネットポンプメーカーですので、カオナシになってはいけないなと感じています。会社の顔であるホームページにも、スペックジャパンというしっかりした特徴のある顔を描いていければと思っております。

 

ちなみに私が千と千尋で最も印象に残っているセリフは、満腹になり過ぎたカオナシが漏らす、”せん、せんが欲しいぃ。。” でした。カオナシのやばさが垣間見えた一言です。

 

 

 

 

 

 

 

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