どうも、スペックポンプのNです。
4年に1度のラグビーワールドカップの熱狂に浮かされて、ジャパンチームの動画を漁っていたら、今回も素敵なチームソングを作り、それを試合後に歌っていた事が分かりました。
【TEAM SONG】
As glocal come together
We are brave blossom
Hoka ki mu‘a (とにかく容赦しない)
Mitara make(見たら負け)
Samurai Sumo Ninja Let‘s go
Katsumoto(go japan go)×2
Katsumoto AーH
Let‘s go brave blossom let‘s go
前回の日本大会では、有名なカントリーロードを替え歌にしたビクトリーロードという歌がとても良かったのですが、今回のTeam Songはそれ以上にクセになります。
サムライ、相撲、忍者という日本キャラオールスターを配置するのもキャッチーで覚えやすいし、かつもと、という謎の名前を連呼するのもいい。トンガ語のHoka(とにかく容赦しない)という無茶苦茶、攻撃的なワードチョイスもいい。
しかし自分が最もグッと来たフレーズは、Mitara make (見たら負け) という部分です。
このラインを作った福井選手はこう説明しています。
“見たら負けという歌詞の意味には、こっちからアクションを起こすという意味で、トンガ戦の前にウベさんも言ってたんですけど、僕らが戦いに行く。絶対に見ない。そういう意味があります”
見る前に跳べという大江健三郎が書いた本があるようですが、それを思い出させるようなMitara make (見たら負け)。
とかく相手の状況を見ながら判断、と言われがちのディフェンシブな現代社会に対して、
見たら負けだよ、という喝を入れてくる一言にぐっと来ました。
■大きくするという保身
さて、話はポンプです。
お客様からの依頼でポンプを選定するときに、基本的に使用条件さえクリアーしていればタブーはないと思っている自分ですら、たった1つこれをしたら自分に負けたな、と思う選定方法があります。
ポンプを大きくしたら負け
これです。
誰だって、お客さんの使用条件に対して、とにかくデカいポンプを選べばカバーできちゃいます。
自分の保身だけを考えてとにかくリスクを考えて、希望稼働点を出せなかったときの事を考えて大きなポンプを選定する。
サラリーマンとしてはある意味正解なのかもしれませんが、選定者としては負けかなと思います。
どんなお客さんも、出来るだけ小さくてコンパクトなポンプ1台で要求稼働点をクリアしたいと思うもの。それに応えてあげるのが、ラグビー日本代表のエディージャパンが掲げたようなジャパンズ・ウェイというものだと思います。
リーチマイケルが代表のチームワークのチームビルディングで語っていた言葉で
“きついときにどれだけ身体を脹れるか
どれだけ立ち上がって走れるかが 必ず勝利につながる“
この考えにポンプ選定も当てはめるならば、
自分だけがラクしたいばかりに、ユーザー要求より過大なポンプばかり選定しているようでは駄目だという事だと思います。
見たら負け、ポンプを大きくしたら負け、
この気持ちは忘れずに行きたいと思います。