ラグビー選手のリーダーシップとポンプ

どうも、スペックポンプのNです。

ここ最近はラグビー日本代表の公式Youtubeチャンネルをよく見ているのですが、カメラは試合中のロッカールームにも入っていきます。

そこで、チームキャプテンがゲーム前に円陣を組んだ選手の前に、一言・二言チームに言葉を掛けるのですが、その言葉がまた良いんですよね。

 

ラグビーって大学スポーツであり、企業スポーツでもあるので、どちらかと言うとインテリジェントな人達が集まりやすいスポーツだと思っているのですが、そういう彼らが普段口はぼったいような、絆とかチームとか努力とか献身性とか、そういう言葉をことさら強調するのが面白いなと感じます。

 

いくら戦術や個人的スキルを磨いても、チームとしての一体感を失ったらラグビーというスポーツは勝てないことを選手たちが良く理解しているのだと思います。

色々な代表戦前のチームトークの中で、特に自分がこれは!と思ったものを紹介します。

 

2022年10月 オーストラリア戦 ハーフタイム

流選手:“みんな、ちょっと耳だけいい? ここから勝つか負けるか この間の2試合から学んだ事を活かそう。アタックもディフェンスもインディビジュアル(個人)プレーをしたら、このチームの絆が崩れるから。アタックもディフェンスも必ず2人で。3人で隣の3人でずっとプレーしよう”

 

坂手選手:“相手より一歩早く動こう。相手は崩れてくる。俺らは繋がっていく。残り40分楽しんでいきましょう”

 

 

ワールドカップ2023 チリ戦試合前ミーティング

流選手:“やっとこの舞台。なんにも、恐れなくていいから。ミスすることなんて、恐れなくていい。80分、すぐ過ぎるから。ミスなんて恐れたら勿体ない。最初の1つのプレーから、自分を出す。今までどんだけみんな、やってきた?

それを思い出したら、この舞台で出すだけだから。何にも恐れなくていい。こんだけ素晴らしい仲間がいる。俺はみんなの事を信じる。お互い信じあって行こう“

 

ここでは流選手と坂手選手の言葉を紹介しましたが、動画を見ていると、坂手選手のリーダーシップは、規則正しいちゃんとした人間から発せられる正にラグビーに必要な規律を感じるメッセージ。

特に、相手は崩れてくる。俺らは繋がっていく。という何かの歌の歌詞か!?みたいな詩的な言葉を真面目な顔でぶちこんでくるギャップが素晴らしいです。

 

 

 

そしてスクラムハーフの流選手のリーダーシップがすごい。

上の言葉も、恐怖という言葉に焦点を当てて、そんなものは気にする必要はない。そんな事を考えていたら、この舞台もったいない。と選手の心を見透かしたようなスピーチをしています。みんな、ちょっと耳だけいい?という部分も、選手の心理状態を良く分かった発言だなと思いました。

 

動画を見ると、流選手は1人1人の選手の顔を見ながら上の言葉を掛けています。また流選手から醸し出される何とも言えないポジティブなエネルギーが選手のモチベーションを上げていきます。無類のリーダーだと感じました。

何かのインタビュー記事で、帝京大学時代にかなり当時の監督に、リーダーシップの不在についてこってり絞られたというエピソードを話していました。そこから深くリーダーシップについて考えるようになった流選手。素晴らしいリーダーになったような気がします。

 

■今日のポンプ英語

さて、ポンプの話です。Pumpという英語のスラングで、絶好調な、興奮している、という意味があるそうです。

 

例文で言うと

I`m pumped. (テンションが上がってる、気合が入っている)

 

ラグビーの試合前でも、彼らのようなチームキャプテンがそのリーダーシップ、言葉で選手の気持ちをPumpする。

スペックジャパンのポンプもお客様の装置を常にPumpできる存在でありたい、坂手選手や流選手のリーダーシップを見て、そう感じた次第です。

 

 

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