お店に行くと、やたらメニューの多いお店ってありませんか?
定食屋系に多いような気がします。
生姜焼き定食からありとあらゆる人気定食は当然ありながら、酒のつまみになるようなトマトサラダやオムレツ的なものまで、びっしりとお店の壁一面がメニューで埋め尽くされているようなお店。
ああいうお店、自分も好きなんですけどね。
でも、とにかくメニューが多すぎて悩む!
生姜焼き定食か豚バラ定食か、いつも悩むんです。(どっちも豚かい、というツッコミは置いといて)
反対に名店系に多いのが、メニューが極端に少ないお店。
選べるメニューが2個くらいしかないお店。
いい例が深夜食堂みたいに、こんなメニューがペラっと壁に貼られてるだけ。
・豚汁定食 600円
・ビール(大)600円
・酒(二号) 500円
・焼酎(一杯) 400円
酒類はお一人様三本まで
もう、選びやす過ぎ。というか、飯は豚汁定食しかない。
飯より酒の種類の方が多い!こんなお店です。
皆さんなら、どちらのお店が好きですか?
とにかく迷うくらいたくさんのメニューがあって、そこから好きに選べるお店か、超有名な一品が1つか2つしかなく、迷うまでもなくその一品を選べるお店か。
■豚の強みを生かした豚肉定食全般的なお店
何でこんな話をしたかと言いますと、ポンプメーカーの事です。
ポンプメーカーも、あれもあります、これもあります、こんなんもあります的なポンプの総合商社・ポンプのデパートのような品揃えのメーカーが良いのか。
それとも、うちのポンプならこれ!これしかない!というような、伝家の宝刀のような製品を1台ないし数台のみで勝負している深夜食堂的ポンプメーカーなのか。
そこで私たちスペックポンプを振り返ってみると、ポンプのデパートとポンプの深夜食堂の中間のような存在かなと、自社HP製品群を見て感じました。
マグネットポンプ・カスケード型という主軸はありながらも、その派生からのPMモーターポンプ、そして大流量の渦巻き形ポンプも品揃えて、これだけは不安と小型DCモーターポンプも抑えるという周到ぶり。とどめは水封式真空ポンプもやってます、というショーケースになっています。
ポンプの総合商社と呼べるほど、あらゆるタイプのポンプを揃えているわけではありませんが、かと言って“豚汁定食。あとビールか酒だけ”というような会社でもありません。それではあまりにも不安すぎます。豚汁定食が売れなくなったら、どするのか? ビールと酒だけ売ってれば良しとはいかないじゃないですか。
とは言っても、あらゆるポンプ揃えています、特に強みはありませんが!では
この過酷なポンプ業界の戦いに生き残っていけません。
“弊社の主力製品は、この豚汁定食です。ですが他にも、豚の強みを生かした、豚バラ定食や生姜焼き定食にも自信があります。”
これくらいのバランス感覚がちょうどいいのでは。
まさにそれがスペックポンプの生きる道なのではと個人的に感じています。