ポンプの吸い込み圧(=押し込み圧)と吐き出し圧

ポンプには吸い込み側に掛かる圧力である吸い込み圧と吐き出し側に掛かる圧力である吐き出し圧があります。この吸い込み圧と吐き出し圧の差はポンプ差圧と呼ばれてそのポンプ固体がまさに生み出す圧力になります。

例えば、
吸い込み圧が0.05MPa / 吐き出し圧が0.45MPa だとすると
ポンプ差圧=0.45-0.05=0.4MPa となり
このポンプが運転する事で生み出した圧力は0.4MPaと言えます。

 

注目すべきはポンプ吸い込み側の圧力の方で、ポンプは十分に吸い込み側の圧力と配管コンディションを確保しないと十分に能力を発揮できません。この吸い込み圧は図のような吸い上げの場合は、ほぼ大気圧(0.1MPa=10.3m)によって賄われます。この大気圧がポンプに押し込む押し込み圧となるのです。

 

低NPSHrポンプ ASKサイドチャネルポンプ

スペック社のASKサイドチャネルポンプは、NPSHr (必要吸い込みヘッド)が最大1m以下と非常に小さいポンプです。

これにより最小の押し込み圧でもキャビテーションを起こしづらいポンプとして採用されています。

 

ポンプよくある質問

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