密度

密度
フロリナートなどのフッ素系媒体は常温時で密度1.8(g/cm3)に達する水に比べて重い媒体です。ポンプはどんな媒体に対しても、揚程(m)と呼ばれる一定の仕事をします。つまり同じポンプを使用した場合に、水であろうと重いフロリナートであろうと、同じ高さの揚程A(m)だけ持ち上げるという事です。

しかし、ポンプがそれぞれの媒体を同じ揚程A(m)を持ち上げるとしても、密度が異なれば装置回路に掛かってくる圧力(MPa)は異なってきます。結論から言えば、密度に比例して、圧力(MPa)は大きくなってくるのです。フロリナートの場合、水に比べて1.8倍の圧力をポンプは生み出すことになります。またシャフトにかかる力も密度倍になりますので、モーターの軸動力も1.8倍になるため、高比重媒体ではモーターサイズの選定にも気を付けなければなりません。

ポンプと密度の関係

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