ポンプサイズとマグネットトルク
ポンプのサイズ(能力)と使用されるマグネットのトルクは組み合わせで決められています。例えばスペックポンプのカスケードタイプでは媒体の最高使用粘度は100CPとしていますが、これもマグネットのトルクと関係があります。
モーターと接続されている外部マグネットとポンプヘッド側にある内部マグネットがそれぞれ磁力で引き合う事でマグネットポンプは回転していますが、100CPを超えるような高粘度の媒体を回そうとすれば、マグネットカップリングは脱調してしまいます。つまり外部マグネットと内部マグネット同士が外れてしまいます。
脱調しないために、より強いトルクの磁石をそれぞれのマグネットに使用するという考え方もありますが、ポンプサイズの制限もあるため、100CPを最高とした媒体を回す最適なトルクのマグネットをスペックポンプでは使用しています。
NPY-2251-MK 0.5kw モーター 使用マグネットトルク 3.0Nm
CY-4281-MK 2.2kw モーター 使用マグネットトルク 10 Nm
CY-6091-MK 4.0kw モーター 使用マグネットトルク 22 Nm